前回のブログでは、建設キャリアアップシステム(CCUS)についてお話をしました。
そしてこの「建設キャリアアップシステム」への登録が、いよいよ2023年度には全ての工事で原則化となる方針です。
今回は、建設キャリアアップシステムに登録をしないと起こり得るデメリットについて、ご紹介したいと思います。
まず1つ目に、「経営事項審査の加点項目を満たせない」ことです。
建設キャリアアップシステムでの技能者レベルに応じ加点が行われるので、未登録の場合、加点項目の条件の1つが満たされないことになります。
2つ目は、「元請業者から選ばれない」ことです。
先に記述した通り、国交省の方針として、2023年度には全ての工事に対して建設キャリアアップシステムへの登録が原則化となっている為、既にシステムを利用している事業所より不利になる可能性があります。
建設キャリアアップシステムには、技能者の保有資格や経験等が蓄積され可視化される為、元請業者に対し自社の施工能力等のアピールが可能となり、このデータを参考に元請業者が発注先を選定することも予想されます。
以上のことからも建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録が事業所にとって有利になることはもちろん、国の方針として2023年度以降は全ての工事への原則化が進んでいる状況を鑑みても、建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録は前向きな検討をしていきたいものです。
当事務所でもご依頼により登録をしていますが、日を増すごとに登録事業所の増加等によりシステムが混雑していることが感じられます。
全ての登録が完了するまで、おおよそ(準備期間含む)1ヶ月から2ヶ月の時間が必要になります。
※現在でも混雑状況によっては更にかかる可能性もあり
また、年度末には多くの申請があり更に時間を要すると建設キャリアアップシステム(CCUS)より周知もされています。
その上2023年度には原則義務化に向け更なる混雑が予想されます。
以上を踏まえ、建設業の皆様には建設キャリアアップシステム(CCUS)への早めの登録の検討をしていただければと思います。
当事務所では煩雑な登録手続きの代行を行っております。
事業所登録:3万~、技能者登録:1人当たり1万~
伊賀・名張地域に限らず三重県内の対応を致します。お気軽にお電話ください、お待ちしております。
電話0595-54-6222